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フリッツ・ハンセン エッグチェアの紹介

フリッツ・ハンセン エッグチェア ― デンマークデザインを象徴する名作
■ フリッツ・ハンセンとは
1872年、家具職人フリッツ・ハンセンがデンマーク・コペンハーゲン郊外にて創業した家具メーカー「Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)」。北欧デザインを語るうえで欠かせない存在であり、クラフトマンシップと革新的なデザイン性を融合させた家具を数多く世に送り出してきました。
20世紀に入ると、アルネ・ヤコブセンやアルヴァ・アアルトといった名だたるデザイナーとの協業を通じて、機能美と彫刻的なフォルムを併せ持つ数々の名作を生み出します。特に1950年代以降は、成形合板やFRPといった新素材を積極的に取り入れ、北欧モダンを世界に広めた立役者として知られています。
現在でもフリッツ・ハンセンは、創業から150年以上にわたり“時を超えて愛されるデザイン”をテーマに掲げ、家具だけでなく照明やアクセサリーなども展開。シンプルで上質、そして人々の暮らしに永く寄り添うブランドとして高い評価を受けています。
■ エッグチェアの誕生
エッグチェア(Egg Chair)は、1958年にデンマークの建築家 アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen) によってデザインされたラウンジチェアです。コペンハーゲンの SASロイヤルホテル(現ラディソン・ブル・ロイヤルホテル) のために設計されたインテリアの一部として誕生しました。
このホテルは、建築から内装、照明、家具に至るまでヤコブセンがトータルでデザインを手がけたことで知られており、エッグチェアもその象徴的な存在です。
■ 有機的なフォルムと機能性
その名の通り“卵”を思わせる有機的なフォルムが特徴で、座る人をやさしく包み込むようなデザインが印象的。プライバシーを守りながらリラックスできる構造であり、ホテルのロビーなど公共空間での快適性を重視して設計されました。
また、当時としては珍しい ポリウレタンフォームによる立体的な成形技術 が採用され、金属フレームを包み込むように成形することで、滑らかな曲線と軽やかな印象を実現しています。回転機能を備え、現代でもホームリビングやオフィスのラウンジチェアとして高い人気を誇ります。
■ 正規品とリプロダクト品の見分け方
エッグチェアは人気の高い名作だけに、リプロダクト品(ジェネリック製品) も数多く出回っています。見分ける際の最も確実な方法は、タグ(ラベル) を確認することです。
▪ 正規品の特徴
- 座面裏やクッション裏に「Fritz Hansen」のタグが縫い付けられている。
- 新しいモデルでは、赤い丸ロゴのタグ(「REPUBLIC OF FRITZ HANSEN」表記) が一般的。
- 製造年やデザイナー名、ロットナンバーが明記されている場合もある。
- 一部モデルでは、金属プレートや刻印タグが使われていることも。
▪ リプロダクト品の特徴
- タグが付いていない、または「Fritz Hansen」以外のブランド名が記載されている。
- 素材や縫製の質感が異なり、座り心地や包み込み感が浅い。
- 脚部(ベース)の形状・仕上げがやや異なり、艶や塗装が粗い場合がある。
以下の画像が、正規品に付属する Fritz Hansenのタグ例 です。

正規品を見分ける際には、このタグの有無が最も信頼できる判断基準となります。
■ エッグチェアの魅力と現在
エッグチェアは誕生から60年以上を経た今も、フリッツ・ハンセンの代表作として世界中で愛されています。本革・ファブリック張り、さらには限定カラーなど、時代とともに素材やバリエーションを増やしながらも、オリジナルデザインは一切崩されていません。
その存在感はまさに“座るための彫刻”。北欧モダンデザインを象徴する一脚として、世界中のデザインミュージアムにも展示されています。
■ まとめ
フリッツ・ハンセンとアルネ・ヤコブセンによるエッグチェアは、単なる家具を超え、デンマークデザインの精神を体現した作品です。時代を経ても色褪せない美しさと機能性を併せ持ち、家庭・オフィス・ホテルなど、あらゆる空間で“特別な存在感”を放ち続けています。
家具買取のイープラスではエッグチェアをお取り扱いしております。買取検討中の場合はぜひお問い合わせくださいませ。

























